子供の将来

子供には英会話より哲学?

2019年5月14日

子供には英会話より哲学?

最近は、

子供には英会話よりも哲学を習わせたい

そんな親御さんも、いらっしゃるようです。

 

もちろん、英会話が悪いわけではないし、

哲学の方が正解だ!というわけでもありません。

 

要するに、親御さんが、今の時代に何を見て、

何を優先するのか?

その違いがあるだけです。

 

そこで、今日は、

英会話と哲学、どちらを選んだら良いのか?

その目安をお話ししたいと思います。

 

 

英会話を選ぶなら

子供が英語をペラペラ話せたらいい。

そう思う親御さんは、多いと思います。

けれど、子供に英会話を学ばせる一番の効果は、

ネイティブと触れ合うことで、

  • 外国や外国人(ひいては英語)への興味が生まれる
  • 外国や外国人への恐怖心が払拭できる

この2点だと思います。

 

肝心の英語ペラペラは、

子供が中学ぐらいになった時に、

英語を積極的に話したい!と思う姿勢として現れるだけで、

普通、親御さんが期待するような目に見えての効果はありません。

 

でも、

「な~んだ。そんな程度なの?」

と思ってはいけません。

 

なぜなら、中学生で、

英語を話したい!と言う積極的な姿勢がある子は、

同じ100点を取っても、

単に受験科目として英語を勉強している子とでは、

その中身、深さ、理解度は、全然、違います。

 

その違い=結果が出るのは、

おそらく、高校、大学、社会人になってからでしょう。

つまり。

子供の英会話には、すご~く、長い目が必要だ!

ということです。

 

哲学を選ぶなら

哲学と言っても、子供の場合は、

「人生とは?」なんて、難しいことを学ぶのではありません。

 

要するに、

  • 自分で考える力を養う
  • コミュニケーションの基礎を身に着けさせる

ために、哲学を利用するわけです。

 

子供には英会話より哲学?

ウィトゲンシュタインって、こんな顔

 

考える力を養うために必要なこと

自分で考える力を育むためには、

  • 他人の意見を真摯に聞く
  • 自分の意見を堂々と言う

この二つの姿勢が、必要です。

 

そして、この姿勢を身に着けるためには、

自分と他人は全く違う存在なのだ!

ということを、心の底から理解できていなければいけません。

 

特に日本では、和を重んじるがゆえに、人と同じことをしなきゃ!

という空気感が、漂いまくっています。

 

そのため、

  • 人と違うことをすること、
  • 人と違う意見を言うことは、

正しくないことなのだ・・・

そう思い込んでいる子も多いのです。

 

でも、それでは、

子供はいつまでたっても、自分で考えようとはしません。

 

これを変えるためには、

  • まず、自分と他人は全く違う存在であること。
  • だから、意見が違うのは当たり前であること。
  • 他人の意見は、真摯に聞くのがマナーであること。

これを徹底させるのです。

 

そうすると、当然のことながら、

コミュニケーションの基礎も、一緒に身についていきます。

 

まとめ

今、学校では、考える力を養おう!と、

アクティブラーニング的に、

グループでの話し合いをさせる時間が設けられています。

でも、現実には、

「できる」と思われている子ほど、この時間が嫌いです。

 

なぜか?わかりますか?

ほとんどの場合、

できると思われている子だけが意見を言って、

残りの子達は、「そうだ、そうだ、それでいい」

で終わらせてしまうからです。

 

一方、

英語で話しましょう!という時間は、さらに悲惨になります。

英語で話す気など、さらさらない生徒が中心になって、

日本語でくっちゃべっているだけだからです。

 

もちろん、すべての学校がそうだ!

と言うつもりはありません。

 

でも、少なくとも

  • 英会話力
  • 考える力
  • コミュニケーション力

は、身長が伸びるように、自然と身につくものではありません。

 

ぜひ、

学校だけに頼ることなく、

もちろん、塾や教室だけに頼ることなく、

ご家庭でも、積極的に取り組んで頂けたら・・・と思います。

 

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