アルファベットは大文字よりも小文字が覚えられない子が多いですね。
でも、英語を学ぶ上では、大文字よりも、小文字を使う頻度の方が圧倒的に多いわけですから、ここは、ちょっと頑張らないといけないところです。
と言うのも、
たかがアルファベットの小文字。
わからない(書けない)だけで、
- スタートラインで、大きな差がついてしまう
- 子供たちの心にコンプレックスが生まれる
という現実を連れてきてしまうからです。
そこで、今回は、そうならないための小文字の覚え方についてお話したいと思います。
ちなみに、大文字は書けるけど、小文字が無理!というお子さん向けです。
小文字は順番に覚えない
日本人は真面目なので、順番に覚えたがります。
ABCと同じで、小文字もabcって具合に。
でも、ここは、覚える順番を変えてしまいましょう。
ゲーム感覚で行おう!
すでに大文字は、書けるようになっていますので、最初に覚えてもらうのは、
大文字と同じ形の小文字です。
下記は私が実際に行っている方法です。
子供たちに、まず、大文字を書いてもらい、次に小文字を書いてもらいます。
(お手本を見ながらで良いので、ノートに書きます)
その後で、
「同じ形のアルファベットを見つけてね~!」
と丸を打つように指示します。
大事なのは、書くという作業ではなく、認識することにあります。
だからこそ、よ~く見る。確認する。
そのために、ゲームっぽくするわけです。
全部で、8個あるよ~。
そう言うと、子供たちは、あれ?これ?
あれ?1個ない~。
などと言いながら、一生懸命、アルファベットを見ています。
まぁ、8個と言うのは、私の独断と偏見なんですけどね。
ちなみに、
Cc Oo Pp Ss Vv Ww Xx Zz を探してもらいます。
※pは意見が分かれるかもしれませんが。
この後、お手本は見ないようにして、チェックしてみます。
ここで、書けるようになっていたらOK。
この日は、とりあえず、終了です。
できた!楽しさが次につながる
次へ行く前に、前回の復習をします。
「同じアルファベット、書ける人!」
ここで、小文字、苦手だなぁ・・そう言っていた子が、はいはい~!
って手を挙げたら、前回のレッスンは成功です。
子供たちは、自分に自信があることは、積極的にやろうとします。
要は、その自信をどうやってつけさせるか?だけなんです。
たかが、アルファベットの小文字、たかが8文字と思うかもしれません。
でも、8文字覚えたってことは、もう、3分の1覚えたってことなんですよ。
この小さな成功体験が、次へのステップにつながります。
今度は、ちょっとだけ違うアルファベット6個を見つけてもらいましょう。
やっぱり、私の独断と偏見です。
Ii Jj Kk Tt Uu Yy
子供たちには、私の独断と偏見であることは、ちゃんと伝えてありますので、
「これは?入る?」
「Lはどう?」
いろいろ、聞いてきます。
でも、それが、大事。
その時間は、みんな、アルファベットをよ~く見ているし、観察しているから。
見て、考えて、作ってみる!
3回目は、ちょっと趣向を変えて、大文字から小文字を作っていくゲームにします。
単にアルファベットを見つけるのではなく、大文字から小文字に変えていくプロセスを考えます。
大文字から何かを取る。
大文字に何かを足す。
大文字の角を丸める。
こうやって、小文字を作っていきましょう。
一つ、例をご覧くださいね。
小文字を作っていくアルファベットは、
Bb Ee Ff Hh Ll Mm Nn の7個です。
さぁ、残りは、あと何個?
さて、最後に残ったのが、暗記するしかないアルファベット5個です。
Aa Dd Gg Qq Rr
でもまぁ、gはグラムと同じだし、
qは数字の9と同じ。
そう言えば、あっという間です。
となると、
実質覚えるのは、a d r のみですが、
aは、最初の文字なので、ほとんどの子が覚えています。
dは、bが逆になったとでも言いましょうか。
どうにもしようがないのが、rですが、これだけなら丸暗記でもOKですよね。
まとめ
以上が、アルファベットの小文字の覚え方です。
参考になりましたでしょうか?
アルファベットの小文字ごとき。
大人はそう思ってしまいますが、
アルファベットの小文字ごときで、英語にコンプレックスを持つ
実は、そんな子供たちがとても多いんです。
でも、それは、あまりにもったいない!
子供たちは、自信さえ持てば、どんどん、進んで行ける力を持っています。
確かに、アルファベットなんてものは、
「やればできる。」ものです。
でも、やる気が出なければ、できないまま。
ということを、忘れてはいけません。
結局のところ、アルファベットの小文字は、
子供たちを、どう?やる気にさせるか?
ここにかかっています。
そして、子供達をやる気にさせるのは、実は、とても簡単です。
まずは、ゲーム感覚で楽しい雰囲気を作りつつ、
「やった!できた!!」という自信をつけさせる。
たった、これだけで、いいんですよ。
ぜひ、いろいろ工夫してみてくださいね。