中学生でリスニングが苦手と言う子は多いようです。
特に、中学2年の後半になってくると、
リスニング苦手な子は増えるのです。
この大きな原因は、
1、単語力が不足している
2、英文法力が不足している
3、ネイティブ英語に慣れていない
この3つのうちのどれか、
もしくは、ミックスです。
ですから、
もし、1とか2の単語力と英文法力が不足しているならば、
悪いことは言いません。
リスニング強化なんてことを考えるより先に、
- 学校で習った単語
- 学校で習った英文法
をきちんと身に着けることを優先的に行いましょう。
そうじゃなく、
単語も英文法もまぁまぁなのに、
リスニングだけが、全然ダメだ!
という場合のみ、下記の方法をおすすめします。
一般的なリスニング勉強法は不要
リスニングの勉強法でよく言われるのが、
- 自分が発音できないものは聞き取れない
- ディクテーションをしなさい
- シャドーイングをしなさい
というものです。
でも、この3つ。
中学校レベルには必要ありません!
なぜか?って。
だって、
私自身、この3つを中学生に課したことはないからです。
それでも、
中学生達は「学校のリスニングなんて楽勝!」と言い切ります。
無理くりレベルアップする
その代わり、この中学生達には、
リスニング教材を山ほど与え、
毎日2時間みっちりネイティブの会話を聞かせている。
な~んてことは、まったくありません。
彼らのレッスンは、週1回。
しかも、リスニングは1回につき、7分程度です。
それでも、結果が出るのは、
聞かせているリスニングのレベルを、
その子たちのレベルよりも、無理くりアップさせているからです。
いや。
すいません。
うそ、つきました。
正直に言うと、
私にそんな先見の明は、全くありませんでした。
たまたま、使っている教材のリスニングレベルが高かった。
それだけの話です。
早い!訛ってる!面白い!
ちなみに、私が中学生に使用している教材は、
English in commonの1、2、3です。
この教材は、学校の教科書とは違い(?)
リスニング問題の内容もとても豊富です。
ある時は、レディガガの話、
ある時は、間抜けな泥棒の話、
ある時は、オーディションの様子などなど、
何でもアリです。
しかも、
このリスニング問題では、
めちゃくちゃ、早くしゃべる人もいれば、
訛りがすごすぎる・・・という人もいて、
文法レベルは中学校レベルでも、
リスニングレベルは、かなり高いと思います。
リスニングの練習方法
ただし、レベルの高いモノを、
やみくもに子供たちに与えてしまうと、
子供たちはアップアップしてしまいます。
そこで、リスニング練習は下記のやり方で行います。
1、集中してリスニングする(2回以上)
※生徒が聞きたいと言う場合は、何度も聞かせます。
2、リスニング問題に答える
※あまりに内容が難しい場合は、先にこちらを確認する場合もあります。
3、スクリプトを見て、再度リスニングする
※英語特有の音を覚えるためです。
4、スクリプトを見て、内容を確認する
※意味のわからない単語や、文章の意味がわからないものだけ、質問させます。
はい。これでおしまいです。
いや~、簡単ですよ。ほんま。
まとめ
実は、このリスニングの練習。
毎回、やっているわけでもありません。
基本、テキストに沿っているので、隔週って感じです。
しかも、テキスト自体が話題重視なので、
中学校レベルとは言え、
難しい単語や文章も結構、出てくるんです。
そういう時、
子供たちは「う゛~~~~~~~~~」と
悩みまくっていますが、
この経験がリスニング力アップにはすごく大事みたいです。
もちろん、リスニング練習は、
どんなものでも即効性は期待できませんので、
継続することが大切ですが、
隔週で7分間だけなら、楽勝じゃありませんか?
。