コミュニケーション力アップ

英語の過去形のイメージ化が英会話力を伸ばす

2019年5月5日

今回は、英語の過去形のイメージ化が英会話力を伸ばすというお話です。

 

そもそも、英語の時制は、日本語にはない感覚なので、

なかなか、ピンと来なかったりします。

 

中でも、日本人がよく間違えるのが、過去形の使い方です。

では、早速、始めましょう。

 

 

過去形のイメージは?

まず、英語における過去形のイメージを、きちんと理解しておきましょう。

よく使われる例が、これです。

I lost my wallet.

私は、財布を失くした。

という文ですが、

過去形なので、今とは全く関係ない!ところがミソです。

つまり、

財布を過去のある時点で失くしたが、

今、その財布がどうなっているかまでは、わからない。

という状況です。

 

日本人が間違える原因は?

それが、わかっていても、何故か?日本人は、過去形の使い方を間違えます。

その原因は、おそらく、日本語をそのまま英語に訳してしまうからだと思います。

 

たとえば、

ランチを一緒に誘いたくて、

「お昼ご飯食べた?」って友達に聞く時、

これを、そのまま英語に訳すと、

「Did you eat lunch?」になります。

 

でも。

本当に言いたいことは、

「もし、お昼ご飯をまだ食べていないのなら、一緒にランチしない?」ってことですよね?

 

となれば、

相手の今の腹の状況(笑)を、あなたは聞く必要があるってことです。

 

そう、知りたいのは、今の相手の腹の中。

だから、

使うべきは、「Have you eaten lunch?」(現在完了形)です。

 

物語ばかり勉強してきたせい?

どうでしょう?

こうした時、現在完了形が、すっと出てくる自信ありますか?

まぁ、別に時制を間違ったからって、言葉を尽くせば、相手には伝わるとは思いますけどね。

ただ、できるなら、誤解のないように、伝えたいですから、

ちょっと、頑張りたいですよね。

 

それにしても、日本人がつい過去形を使ってしまうのは、

学校の教科書で、やたら過去形ばかり見てきたせいかもしれませんね。

 

大体、学校の教科書に載っているお話って、

有名な人の話だったり、

物語だったりなので、

どうしても、過去形が多くなりますから。

 

それと、過去形の方が、現在完了形よりも理解しやすいってことも無関係ではないでしょう。

実際、学校での過去形の説明って、

    • ~した。~だった。という語尾の場合は、過去形にする。
    • yesterdayやagoがついていたら過去形にする

で、終わりじゃありませんでしたか?

そりゃあ、間違えますよね。

 

過去形を攻略しよう

まとめ

というわけで、

今回は、中学時代、楽勝だ!と思っていた過去形のイメージを、今一度、上書き保存しておこうね!

ってお話でした。

もう一度、確認しておきますが、

過去形のイメージは、あくまでも、過去のある時点だけの話で、今は関係ない!です。

 

それと、中学時代は機械的にやっていたと思いますが、

なぜ?yesterdayやagoがついていたら過去形にするのか?

ここもついでに、考えておきましょう。

つまり。

yesterdayや2 days agoなんかは、

その言葉こそが、「過去のある時点がいつか?」を決めてくれています。

だから、過去形にしたんですね。

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