前回、be動詞と一般動詞のごちゃ混ぜ問題で混乱するなら、こうイメージしよう!
というお話をしました。
で、その時に、
とりあえず、三単現は無視しちゃってね。
ということも言いましたね?
でも、いつまでも、三単現を無視しているわけにもいきません。
そこで。
今回は、三単現をどう?コアで覚えるか?
について、お話しします。
三単現とは何か?
まずは、三単現とは何か?
簡単に言葉の説明をしておくと、
- 三・・・三人称
- 単・・・単数
- 現・・・現在形
です。
ここを、長々と私は説明しません。
なぜなら、前回と同じで、この三単現の意味は、多くの子がわかっているからです。
ただ、言葉の意味はわかっているのに、実際に問題を解いてみると、間違えるんです。
それは、何故なのか?
結局、そこを突き詰めない限り、三単現問題はクリアーできません。
三単現を間違えやすい理由
そもそも、三単現が間違えやすいのは、
私が見る限り、
習った英文法に、優先順位がつけられていないから!です。
つまり。
- be動詞と一般動詞の区別も、
- 三単現の文法も、
- 多分、その他の文法も
全部、一緒くたにタンスに突っ込まれている状態なので、
問題を解く時に、
- 適切な文法を引っ張りだしてくることができない
- ゴチャゴチャすぎて、うっかり見落としてしまう
ということが、頻繁に起きるわけです。
だから、ぜひとも!
ごちゃ混ぜのタンスを、キチンと!整理しよう!
と言いたいわけですが、
もともと、整理整頓が苦手な子に、
そのやり方は、無理ゲーな気がします。
三単現問題を正しく解くには?
そこで。
もそっとラクになるように、
三単現が完璧になるまでは、習った英文法に優先順位をつけていきましょう。
そもそも、三単現問題は、
この英文は、三単現なんだ!三単現を使うべきだ!
ということが、わからないと話になりません。
そこで、三単現だ!ということを見つけるために、
まずは、下記のようなステップを踏みます。
step
1メインの動詞を見つける
英文に接する時に、何より重要なのが、メインの動詞を見つけることです。
はい。
これ、前回も同じでしたよね?
そう!
メインの動詞を見つけることは、それぐらい、最優先事項だ!ってことです。
step
2be動詞か?一般動詞か?
次にやるべきことは、
そのメインの動詞がbe動詞なのか?一般動詞なのか?確認することです。
って、あれ?
これもまた、前回と同じですね?
ちなみに、今回、
be動詞か?一般動詞か?を確認するのは、
三単現は一般動詞だけのものだから・・・です。
※つまり、be動詞の時は、三単現は無視してOKです。
step
3その動詞は現在形か?どうか?
さて、いよいよ三単現の「現」の部分!です。
ステップ2で、せっかく動詞をチェックしたのだから、
ついでに、その動詞は現在形か?どうか?も確認しておきましょう。
step
4主語が単数かどうか?
さて、動詞が確認できたら、次は主語です。
※基本的には、動詞と名のつく単語の左側にある単語が主語となります。
その主語が、とにかく、単数=1人か?1つか?を確認します。
step
5主語が三人称かどうか?
主語が1人とか1つだった場合。
三人称か?どうか?を確認します。
三人称とは、I とYou以外は、全部!です。
だから、he she itだけじゃなく、
Japanとか、An appleとかでも、三人称になります。
三単現だ!とわかったら?
「うわ。ステップ5つもあるよ!」
なんて言わないように。
慣れれば、簡単です。
一瞬で、わかるようになりますので、
最初は、面倒くさがらずに、すべてのステップを、ぜひ、すっ飛ばさないようにやってくださいね。
それを、まじめにやるか?どうか?
ここ!すっごく重要です。
ちなみに、三単現は、現→単→三の順番で確認しましょうね。
何故か?
それはね。
その方が、英語学習がめちゃめちゃラクになるからです。
そのことは、後になればなるほど、実感できますので、
今は、信じて、この順番でやってくださいませ。
さて、上記のステップを踏んで、その英文=三単現だとわかったら、動詞か分身にsをつけます。
-
分身の話はこちら
be動詞の単元テストは、ちゃんとできる。 一般動詞の単元テストも、ちゃんとできる。 でも、ごちゃまぜにされると、何故か?間違えてしまう。 こういう中1は少なくないようです。 で、普通は、 ...
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ただし!
sがつけられるのは、1回限りです。
1つの英文に2回も3回もsは使っちゃいけません。
注意ポイント
ここでは「sをつける」という表現をしていますが、実際には、動詞によって、esだったり、yをiに変えてesをつけたりします。
そこは、文法というよりも単語力の問題なので、頑張って覚えましょう。
まとめ
さて、今回も、
- 三単現の意味はわかっている。
- 単元テストでも、大丈夫だから、多分、理解できている!
- なのに、ミックス問題になると、失敗する。
そんな子に向けての、三単現を説明してきました。
で、気付いたか?どうか?わかりませんが、
三単現というのは、
前回のbe動詞と一般動詞のまぜこぜ問題の解き方に、とても似ています。
こういう共通点に気づくようになると、
英語学習・・・特に文法の学習は、いかに簡単でラクチンなものなのか?
だんだんと見えてくるようになりますので、
ぜひ、頑張って取り組んでみてください。
あと。
前回の記事でも書きましたが、
正直、中学1年の時の英語の成績は、今一つだった。
もし、そんな状況であるならば、ぜひ、これをチャンスとして捉えてください。
学校英語は、コツコツとパターン練習をすることばかりを良いことのように言いますが、
私は、違うと思っています。