中学生

英語を話せるようになりたい中学生がやるべき、たった一つのことは?

2018年6月23日

英語を話せるようになりたい中学生

英語を話せるようになりたい中学生がやるべきことは、なんでしょうか?

聞くだけ!という、あの有名な教材に頼ることでしょうか?

それとも、その他の英会話教材を勉強することでしょうか?

 

いいえ。違います。

まずは、こちらをご覧になってください。

東洋経済のオンラインに、こんな記事があります。

日本で英語が話せるようになる「3つの条件」ネイティブと話すだけでは無理

 

この記事に書かれている「条件」とは、

1、英語が話せる日本人に教えてもらう

2、中学校の教科書をマスターする

3、会話の場を作る

この3つなのですが、

実は、中学生にとって、一番の弱点になるのが、

2番目の中学校の教科書をマスターするという部分です。

 

「まさか?そんな、ばかな。」

「ちゃんと、中学校で教科書は習っている」

「何より、うちの子は成績だっていいのよ!」

そう思われる方もいらっしゃるかもしれません。

が、

学校の成績が良いということと「中学校の教科書をマスターする」

この二つは、イコールではないのです。

むしろ、「中学校の教科書をマスターする」というのは、

私たちが思っているよりもはるかに、難しいものです。

 

 

 

なぜ?中学英語のマスターは難しいのか?

一番大きいのは、私たちの意識の問題です。

おそらく、多くの中学生が(多分、大人も)

学校英語とは、

  • あくまでもテスト教科であり、
  • 英語を話すこととは別のもの。

そう、思い込んでいます。

 

ですから、

中学生にとって、

「英語の教科書をマスターする」ということは、

  • He likes cake.を疑問文にできたり、否定文にできること。
  • 現在完了とは、have+過去分詞だと覚えること。
  • goの意味は、「行く」と覚えること。etc.

こんな認識だと思います。

 

そのため、いつまでたっても、

  • 英語は、暗記科目でしかなく、

いつまでたっても、

  • 英語を話せるようにはならないし、

いつまでたっても、

  • 中学英語はマスターできないままです。

 

話せるように、中学英語をマスターする

では、一体、どうすれば、中学英語をマスターすることができるのでしょうか?

 

何より意識すべきは、英語は並べていく言語であるという点です。

これは、日本語にはない感覚なので、特に意識をしないといけません。

 

そして、英語の並べ方は、基本5つしかありません。

ですから、まずは、その並び方を覚えることから始めます。

その並び方のことを「5文型」と呼びますが、

今回、5文型の説明はやめておきます。

 

中学校の教科書をどう活用する?

確かに、5文型のような文法用語は、理解してしまえば、これほど便利なものはありません。

が、現実には、難しげな用語が並べば並ぶほど、中学生には、ストレスになります。

そこで、今回は、もっと簡単に5つの基本文を押さえることにします。

 

用意するのは、中学校の教科書です。

では、早速、始めましょう。

やるべきことは、一つだけ。

ユニットごとに大きく取り上げられている基本のターゲット文を、声を出して読み、暗記してください。

 

特に中学生は、学校でもターゲット文を学んでいますから、

覚えるのは、比較的、簡単だと思います。

 

では、なぜ?ターゲット文の暗記を行うのか?

一つは、普通に文法を覚えるため。(進行形とか、受身とかですね)

そして、もう一つは、英語の並べ方を学ぶためです。

 

ほとんどの中学生が、文法チェックしかしない。

それが、ターゲット文です。

そこに、英語の並べ方を学ぶという意識を付け加える。

それだけで、英語への理解はグ~ンと深くなります。

つまり、ターゲット文は1つで2度美味しくなるのです。

 

そして!

英語の並べ方を意識しだすと、どうしてもやらねばならない!ことが見えてきます。

 

 

単語の強化も一緒に!

それが、単語の強化です。

単語の強化=単語の覚え方と言ってもいいかもしれません。

※暗記する方法ではありません。

 

実際、単語暗記は、

  • 意味を覚えるもの。
  • スペルを覚えるもの。

そう思っている中学生は多いです。

 

が、その単語は英文の中でどこに並ぶのか?

どう並べるべきなのか?

そこまで一緒に学ばなければ、

単語を自由自在に使うことはできませんし、英語も話せるようにはなりません。

 

これを解決するために、

  • 品詞を覚えること

を求める先生もいらっしゃいます。

 

ただ、それだと、あまりに文法的すぎて、

中学生には、向かない気がします。

 

それよりも、むしろ、

ターゲット文を元にした英文を、たくさん作る!

練習をした方が現実的です。

 

たとえば、

I gave him a present.

というターゲット文ならば、

I gave my mother a present.

I bought her a present.

I handed her a map.

のように、

どんどん、作っていくのです。

 

これをやるためには、

本来は、ちゃんと辞書を引くのがおススメなのですが、

中学生にそこまで求めるのは酷かもしれません。

そういう場合は、下記のような本を利用しても良いでしょう。

英語をはなせるようになりたい中学生がやるべきこと

SVOOの形で、いろんなことが言えるんだな。ということがわかります。

 

Aゴトウ
上記の本は、どんどん話すための瞬間英作文トレーニングです(中学生向け)
Aゴトウ
瞬間英作文については、こちらの記事も参考にしてください。

こうしたトレーニングを積んでいくと、

単語の並べ方次第で、英文は意味が決まる!!

ということが、感覚的にわかるようになってきて、

ずいぶん、ラクに話せるようになると思います。

 

英語を話せるようになりたい中学生

 

まとめ

中学の成績は良いのに、英語が話せない。

この一番の理由は、

英語の並び方を学んでいない

ところにあります。

 

もちろん、人によって、細かな文法の知識や単語力の差はあると思います。

 

でも、英語は、基本的に、非常にシンプルな言語です。

その基本となる並べ方は、たった5つだけです。

この英語の根幹である5つの並べ方さえ、しっかり体にたたき込んだら、

英語は話せます。

英語は使えます。

※ただし、努力は必要ですよ。

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